第五回:2020年12月22日(火、昼休み)実施 ー 「劇アカさんを連れてきた。」第2回 (ゲスト:角野先生)」

参加人数:9名(4名マイクオンで発言していた)

今回は2回目の「劇アカさんを連れてきた。」を開催。ゲストとして地球惑星科学を専門としている角野先生を招いた。角野先生は学部長室の先生でもある。

主な会話内容:

先生の自己紹介

・まず、研究している分野がニッチで、Isotope geochemistryや、火山ガスとか隕石とか天然のものを分析している。

フィールドワークもあり、実験室の仕事もあり

この分野はマイナー。学部から学ぼうと思うと研究室や授業がなかなかない。

先生の経歴

・経歴としては、元々最初から地球惑星科学をやっていたのではなく、は化学から入っている。

・生まれは東京だけど育ちは東南アジア。インドネシアで幼稚園から過ごし、卒業はシンガポールの日本人学校。先日実家で卒業文集を発見し、そこに将来の夢としては天文学者になりたいと書いてあった。天文の本ばっかり読んでた。

・高校では物理が一番興味あったけど、この時から数学が苦手なことに気づく。でも実験は好きで。

・授業を受けているうちに自分が思っていた物理は実は化学だった、という分野のズレに気がつく。そして医学部化学科は毎日午後実験。座学が嫌いだったからそこに進学した、、、けど結局はレポートを書かないといけないことは忘れていた。笑

・放射科学という化学の分野で卒業研究を書いた。そして今は地球惑星科学。地球惑星科学の基礎は受けていない(基礎は化学で受けている)。

希ガスを知っている人がこの中にはいますか?(参加者は回答)

・希ガスは知らない人が多いかもしれないが、ヘリウムはご存知であろう。同位体っていうものを使うとその希ガスの特性などがわかる。

・日本ではこの「希ガス」をこういう書き方で習った人が多いかもしれないが、実は希ガス→貴ガスに2015年から変わっている。なぜなら英語では「noble gases」つまり「貴ガス」となるからである。

・するとネット界の人たちは困った。ネットスラング希ガスは〜気がするという意味。

角野先生の研究室に小林幸子さんが色々と聞きにきた。

少し真面目に研究内容を話すと、、、

・火山とか温泉ガスを研究の対象にしていて火山のとこに行ったり、温泉に行って研究をしている。

・火山のガスをとって何が楽しいかというと、火山が噴火するかを知りたい。日本は火山国だし、それを知れることで社会の役に立つ。それにこれは自分が面白いから研究している。地球の中って普通手が届かないのに表面上の話で地球のことがわかるのだから。

隕石を買った〜という話から隕石を見せていただき、隕石の種類とかの話に発展。

隕石の見分けかたは?

・断面はグレーですが、表面がぬるっとしている。それは何故かというと、隕石は落ちている時に萌えながら落ちるから。

・隕石の値段は幅広いが、今見せているものは1キロくらいで30万。値段が高いものは1グラム1000万とかする。

・高いけど、値段がつくだけ高くないのかなと。本当に希少価値の低いものは値段がつけられない。

研究者に必要な能力や素質は?

・自分で何をやりたいかを決めれて、そのためには多少無理はできること。

・研究そのものが好きで研究が趣味になる人。

・自分はこれだったら誰にも負けないと思うものを持つこと。本当に好きでやってるかに関わってくるが。例えば、自分だったら質量分析は誰にも負けない。

・研究テーマに困ったことがない。

先生が今まさに気になっているテーマ。もしくはいつか関わってみたいテーマは?

・分析技術で極めたいテーマや隼のサンプルをやりたいとか、そういうところでは目標や関わりたいテーマはいくつもある。

・JAMSTECが今地球のmantleを掘っていて、そのサンプルが上がってきたら分析したい。

でも一番はそういうサンプルが上がってきたときに、「ここでしか測れない」というような装置を作りたい。ここでしか測れないものをここで測れるようにしたい。

・一つのものに入っている全ての原子を測定したい。


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